Saturday 14 February 2009

ブルーな出来事

先日、ちょっといやなことがありました。
ひとつは、Dutch lessonに行く時にトラムに乗ろうとしたら、ある若い男の人とすれ違いました。たぶん、南米系の感じです。彼はすれ違いざまに、「ニーハオ」と行って去っていきました。
2,5秒後に私に向って言った言葉だと気づき、は~~~~い!!?っと怒りが少しこみあげてきました。知り合いの日本人も「ニーハオ」とからかわれ、かなり腹を立てていましたが、今まであまりそういうことに巻き込まれていなかったので、これか~、ついに私も・・・・。と後になってちょっと笑えてきました。
中国人に間違われることに嫌悪感を持っていましたが、ここはオランダ。アジア人を見れば中国人と思っても無理もなく、からかっていたにせよ、声をかけられたことは面白い経験でした。オランダに来て、本当にいろんな人種の人を見かけます。そして、みんな私がどこの出身であろうと関係ないのです。ただオランダにいる人なのです。ということで、日本人であるほこりなど実はどうでもよいような気になってきました。私が日本人であることを主張したところで彼らの態度が変わることはないし、日本について知っているだけでもありがたい気さえします。あまり人目や周りのことを意識する必要はないので楽は楽ですが、でもやっぱりまだオランダ人でない私がここにいていいのだろうかという気持ちもまだあります。
もう一つはスーパーマーケットのレジで順番を待っている時のこと。
こうちゃんが前に並んでいたの中年(50代くらい)の女性の買い物かごにちょっと手を乗せたところ、その女性は何か言いたそうに、こうちゃんと私をにらみ、怒った表情でした。オランダではかごの中の食材を自分でレジの台に乗せる仕組みになっています。彼女は食材を乗せている時に子供にかごを触られたのが気に入らなかったのでしょう。私がオランダ人ではないから、何もしゃべらずただ、態度として怒りを表現していたのか。。。オランダ語が通じなくても、なにか言われた方がよっぽどいいと思いましたが、親として「sorry.」と謝りました。でも返ってきたのは何か言いたげな目つきだけでした。その後、彼女の支払いの番になり、レジの男性とにこやかに言葉を交わし、その態度の変貌ぶりに驚きました。私は2品しか買わなかったので、彼女が食材を袋に入れている間に会計が済み、レジを通り過ぎようとするも、彼女がわざとかわかりませんが私たちが通れないように道をふさいでいました。なんとか通り抜けましたが、もう一度にらまれました。なんだか悲しくなりました。
帰ってMにこのことを話しました。高齢の方の中には、日本人やアジア人を好まない人もいるし、子どもが嫌いだったのかもしれない。オランダの子供は時に、他人の食材を触り穴を開けたり、ひどいことをする子もいるそうで、それに比べて日本人の子供はおりこうなのだそう。
この2つのことで、いろんな人がいて、いろんな考え方があるのだということがよくわかりました。


kaori

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