Mは仕事でDelftへ。仕事中にメールやら電話やらでディナーのレストランの相談をしつつ、Scheveningenにある水車屋という日本料理店に決定。一応ワンピースを着て、いつもよりおしゃれをしてみました。寒くてスカートはまったくはいておりませんでした。 Mもスーツを着てくれました。
水車屋は鉄板焼きの日本料理店で、まずお店に入って数人のウエイトレスの方がいたのですが、アジア人ではあるけれど、明らかに日本人ではなく。まずwaiting roomに通され、飲み物を注文し、飲み、20分くらい待っただろうか。やっと席に通されると、同じテーブルに若そうな4人のオランダ人が座っていた。
その後祭りのはっぴを着た男性が食材を持ってきて鉄板の前に立つと急に野菜や肉などを華麗なナイフ、へら使いで焼き始める。コショウをくるくる回してみたり、wowと言いながら子どもと感心していたが、同席のオランダ人たちはたまにちらちらみるだけで、話に夢中。というか大声で話し、たまに携帯をかけたり。かなり自由。というか、これが典型的オランダ人らしく、間近で見ることができました。なるほど。それにしてもこの焼いてくれるお兄さんの技術はすごいけれど、笑顔はなく、説明もなく、ただもくもくと焼いているだけ。もうちょっとパフォーマンスをしたらいいのに。ウエイトレスの人たちもちょっとぶっきらぼうに飲み物を運ぶ。日本では見ない光景です。どうやら中国人らしい。
コースを注文したら、まずお寿司が出てきました。マグロとサーモンの２貫。ちょっとご飯が水っぽかったけどおいしかった。その後味噌汁が。今出てくるの？と思いましたが、ヨーロッパではスープはスターターなので、しょうがありません。
味に関しては焼いてくれるお兄さんがレモンや塩・こしょう、しょうゆ、バターなどいろいろかけて、（というかかけすぎでした）テーブルに置いてある3種類のたれ（しょうゆ、にんにくのおろしたもの、あまいのとからいの）をつけて食べるようになっていた。でも、なんのために味付けしたの？といわんばかりの濃い味に、オランダ人の舌をちょっと疑ってしまった。薄切りのビーフにガーリックチップとネギたっぷりを包んだものは、どう考えても日本食ではございません。かなりヘビーでした。焼き飯は長いぱさぱさのご飯でした。味はおいしかったのですが。
デザートも含め、結局２時間のディナーでした。というのも途中で焼いてくれるお兄さんが引っ込んでしまい、途中休憩があるのです。食材を取りに行っているのだか、何をしているのだか。かなり時間的感覚が私とは違います。
そ
んな長い長いディナーではありましたが、こうちゃんはよく食べ、おりこうに座っておりました。ときどき箸置きで遊んだり、野菜を食べなかったりはしましたが。オランダの子供たちは８時には寝るそうで、あの時間に子供がいるのも珍しいのかもしれませんが、同席のオランダ人の男性がこうちゃんのことをおりこうだと、good boyと何度もほめていました。オランダの子供たちはテーブルに座っておらず、食べ物を投げたり、遊んだりすることが多いので、こうちゃんはかなりお利口なのだそう。確かに彼は、おりこうでした。私も想像してませんでした。
帰ってから、サプライズがあるということリビングルームで待っていたら、Mとこうちゃんがバースデーケーキを運んできた！！ろうそくがたくさん！！ハッピーバースデーソングを歌ってもらい、自然派のクリームなどプレゼントで貰い、お腹いっぱいではありましたが、ケーキをいただきました。Den Haagのフランス人のケーキ屋さんらしく、とてもおいしかったです。しばらくケーキを食べる日々が続きそうです。
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